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「えーっと……1、2……」
兼元は右手の親指、人差し指、と順々に曲げ始めた。
「7人だ、7人。俺のために稼ぎに出てくれる女の子の数」
「改めて数えないとわからないことか、それは。それに、よくそんな一気に女の子を相手に出来るな」
「バイトみたいなもんよ。どの子といつ会うか考えてスケジュール立てんの。んで、そんなことはどうでも良いんだけどさあ」
普通の人間が聞いたら間違いなくどうでも良い部類の話に入らないであろう事をあっさりと言ってのける。
「そのうちの3人、薬漬けになっちゃったんだよねー」
「は?」
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