断章Ⅱ

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何も言わないサンに話し続けていてどのくらいが経っただろうか。 腕時計にチラリと目をやる。 ……そろそろ止めた方が良さそうだな。 サンの体に負担をかけてしまったら二度と戻らないのだから。 「お休み、サン」 サンの冷たい頬に触れ、呟く。 ドアを閉め、立ち上がる。 「さて……と」 パソコンを起動し、椅子に座る。 あの子は今頃何をしているのだろうか。 ――マリオネット。 僕の可愛い操り人形。 捜してあげないと。 きっと今頃独りで寂しがっているはずなのだから――
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