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それでも、綺麗な黒髪をわざわざ金色に近い色に染め、サラサラな髪の毛をスプレーで硬め、元々綺麗な顔立ちを塗りたくっている彼女は僕にとって魅力的とはお世辞にも言えない。
兼元はそれを可愛いとか誉めたのかもしれないし、彼女が働いている先では彼女はそういうファッションの子として確立しているのかもしれないが。
「キャバクラ、かな?体で奉仕するお店だったら髪の毛はそんなセット出来ないよね。どうせ崩れるんだし」
ニッコリ笑いかける。
「馬鹿だね。他の男に媚び売って、それで得た金を媚びを売るように他の男に渡すなんて」
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