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「そんなに見つめるなよ。照れちゃうだろ?」
「気色の悪いことを言うな。殴られたいのかい?」
僕は右手を握って軽く振った。
「やだなあ。空手部に殴られたら俺の綺麗な顔が変形しちまう」
「良いんじゃないのか?寄ってくる女も減るだろうし」
「困るよー。俺はお前と違って女好きなんだから」
「僕と同じで女嫌い、の間違いだろ」
そう言ってグラスに入っているカクテルを一口飲む。
「女遊びが激しいのは、女性を遊び『道具』としてしか見ていないからだろう。違うのか?」
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