お母さんの最期

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「それとこれと何の関係が……」 そう言って目線を少しそらす。 「言いたくないの?別に言いたくないなら言わなくて良いけどさ。答え、知ってるし」 そう言ったらバッと顔を上げた。 「デート、でしょ?デート」 僕はニッコリと笑った。 「僕を捨てた時は水谷さんと結婚しようとしてたね。その過程はともかく……きちんと自分の年齢に見合った人と交際をしていたよね」 「何を……」 「『彼』はお母さんにとってどんな人に映ってるの?あの、若い彼はさ」 そう言ったら顔が青ざめた。 「よく、息子と近い年頃の男に手を出したよね。気持ち悪いとしか言えないや」
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