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次の瞬間殺気を感じその方向を恐る恐る振り返った
パソコンとパソコンの間から三浦さんが私達を睨み付けている
一瞬にしてなごやかだった空気は凍り付いた
「わ、私…え、営業行って来ます」
その言葉をかわきりに清野さんと神川君も逃げるように会社を出ていく
私も荷物を持ち出ようとしたとき振り返ると捨てられた子犬のような顔で部長は私を見る
…ごめんなさい部長私にはどうすることもできません
2人っきりになった会社の空気を想像するだけで残された部長を哀れに思った
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