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会社を出ていつもの営業先へ向かう
赤信号の交差点で待っていると私の目の前に信じられない光景が映る
交差点の向こうに夢で見た少女が立っている
…嘘でしょ
うつむいて顔は見えないが確かにあの少女だ!
少女は口もとをニヤリと笑わせ人ごみに消えていこうとした
「待って!」
気がつくと体が一歩前に進んでいた
ファーーーン!
大きなクラクションに我を取り戻したときにはすでに遅かった
「キャーー!」
私の叫び声と同時に体が引っ張られた
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