奴隷

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もし、本当に泥棒ならば見つかると何をされるのかわからない すると女子ロッカーから小さな男の声が聞こえてきた 「…すみこさん」 その言葉に私の体が止まる オフィスに行くことを辞めて更衣室のドアのぶを回した 「すみこさん!」 今度ははっきりとした声が聞こえた 一歩更衣室の中へ入りロッカーの隙間からゆっくりと声の方を見た この声の持ち主は私の記憶にある 私の計算が正しければ泥棒ではなく この先にいる人間はあいつだ
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