終わりの始まり

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古い昔ながらの家の庭で遊んでいる1人の少女 『すみこ、どこにいるの?』 これは夢… 私を呼ぶ優しい声はお母さんのものだった 幼い私は母に言う 『お母さんここだよ』 庭の片隅にある井戸のまわりで遊ぶ私を母は見つけた 『こんなところにいたの…もうお昼だから家に帰りましょ』 幼い私は嬉しそうに母の手を握り歩いて行く 母の向こうにももう1人少女がいた 顔がぼやけて見えない 『あなたは誰なの?』 幼い私は言う 少女は振り返り 『私は………』
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