俺のとなりのアイツ

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  『変態って言うよりお前はMかな…』 亜弓の頬を掴みながら笑って言ってやった。 「なんでそう…… いたたたたたッ!!」 結構強めにつねったせいか、本気で痛そうに顔を歪める亜弓。 生意気だからだ、バーカ。 『Mなんだから俺につねられて嬉しいだろ』 更に亜弓をおちょくってみた。 そんな俺を赤い目で悔しそうに睨み付ける亜弓。 だから~… 全然恐くないって。 「亜弓がMなら晃太はSだな」 俺たちのやりとりを楽しんでた雅樹は急に割り込む。 邪魔すんなって。 「そうかもな」 俺は特に否定はせずに適当に流す。 答えなくたってわかんだろ。 亜弓は雅樹の言葉に反応し、みるみる顔を真っ赤になって目を泳がせている。 本当純粋だよなぁ…… 今時SMって言葉だけで真っ赤になっちゃう奴なんて今時全然いないって。 なんて思いつつも頬を緩める俺。 真っ白なキャンパスのように純粋な亜弓を俺色に染めてみたい。 男ってそんなもんだ。 …たぶん。 「MとSでちょうど良いんじゃない?お似合いかも。」 佳奈はわざと挑発するかのようにクスッと笑って言ってきた。    
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