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五年前に聴いた鐘、その鐘の音と今回の事は、何か関係有るのかもしれないな・・・・・・・・・・・・。
そんな事を考えている間に、先生の作ってた何かが完成したようで、
「よし!!できた!!!」
時計を見れば、丁度五分がたっていた。
「これから、今俺が組み立てた装置で異世界へ行ってもらう。人と場所がランダムになっていて、一人になるかもしれないし、空の上かもしれない。だから、気を付けろよ」
そう言って一人一人名前を呼び、異世界へ行く人間を確認して行く。
後で国に報告書を出すためだ。
全員の名前を呼び終わり装置の周りへ移動させ、最後の挨拶をさせると、装置の電源をいれた。
電源式らしい。
電源を入れた装置から、耳鳴りのような高い音が聞こえ初め、教室は光で包まれた。
数分後、光がおさまった教室の中には、拓斗を含めリュックを持っていた生徒は、消えていた。
「・・・・・・・・行ったな。よし!授業を始めるぞ」
そしてこの日、世界から約一万人の人間が異世界へと消えた。
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