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「お前ら何やってんだ?早く教室入れよ」
階段を上がって来たのは先生だった。
「・・・!?」
先生の姿を見て驚いた。
先生には、悪魔の羽根と尻尾が有ったからだ。
(えっ、なっ!?何で先生が悪魔!?)
「先生も鐘の音を聴いたんですね?」
雪兎は、拓斗の聞きたい事を今の話から察し、聞いた。
「ん?・・・まあ、な。・・・・ってゆうか聴いて無い奴何て居ないと思うぞ?」
と、先生は答える。
(鐘・・・・鐘ねぇ~、一体何の鐘だ?そんなでかい音の鳴る鐘なんて無いはずだけど・・・)
そして、拓斗はまた鐘の事について考え始める。
拓斗がここまで考えるのは、自分は昨日鐘の音を聴いていないのが原因だった。
聴いていない奴はいないと、一度寝たら何をやっても起きないと有名な先生がそう言ったのだ自分だけが聴こえないなど有り得ない。
と拓斗がそこまで考えた時、破砕音と爆発音が連続で聞こえてきた。
「なっ、何だ!?」
「二一Aと三一Cがケンカを始めたんだ!」
もともと二一Aと三一Cは仲が悪い。
仲の良い拓斗のクラス(二ーC)でもケンカになった位だ、もともと仲の悪かったこの双クラスがケンカしないわけがない。
驚いたことに双クラス共、犬や猫の耳と尻尾があった。
「コラー!!お前らケンカしないで教室戻れ!!」
そう先生に言われ、双クラス共渋々自分達の教室へま戻って行った。
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