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双クラスが教室へ戻って行ったのを見ていた拓斗は、自分の幼馴染みである[野崎未来]のいる隣のクラス(二ーB)が心配になった。
「雪兎」
「ん?」
「未来の様子を見て来る」
そう言って隣のクラスまで急いだ。
「あっ!!ちょっとは待てよ!?・・・・はぁ、相変わらず心配性だな~拓斗は」
などと言っていたのは、拓斗には聞こえていなかった。
二ーBの教室まで来た拓斗は、教室のドアに有る窓から中を覗いて見る。
(はぁ~。未来は何ともないな・・・・良かった)
そう思い、他の生徒も確認してみる。
「っえ!?」
今まで気付かなかったが、このクラスは未来以外全員先生と同じような悪魔になっていた。
(まぁ、無事なら良いや)
基本的に他人に興味の無い拓斗であった。
そして、教室に戻ろうとした所で、授業開始の鐘が鳴った。
「おい!早く教室戻れ、斎藤!!」
「へ~い!」
先生に言われ、急いで戻ることにした。
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