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>>> 数日後
A「 ちあき最近勉強頑張ってるよね ~ 」
お昼休みにお弁当を食べてる私に
友達からふいにそう言われた。
「 えへへ 」
B「 本当だよね 、 やっぱ恋の力はすごいわ 」
「 ちょ /// 恋とかそんなんじゃ … 」
B「 ちあき、バレバレだからね?笑 」
A「 西島先輩に教えてもらったんでしょ~? 」
「 あれは…たまたま 」
B「 あたふたしてる~ 可愛い~ ? 」
A「 ふふ、わかったわかった、
西島先輩と同じ学校行こうね? 」
「 … ! わかってたの~? /// 」
B「 だからバレバレなんだってば~ 」
そう、ここ最近勉強を頑張っているのも
先輩と同じ大学に行く為。
先輩は賢くて私の学力じゃ行けない所を
受験するらしくて … だから勉強頑張るの。
(( まさか友達にバレてるなんて、恥ずかしいな ))
「 も、もう /// 恥ずかしいじゃん!
私、お茶買ってくる !! /// 」
恥ずかしさのあまり
そそくさと教室を出る。
まさか友達がそんなに観察力あったなんて
びっくりした ( 笑 )
ー ガコンッッ!
お茶買ってくるという理由で
教室を出てきた手前
手ぶらで教室に戻るのも気まずいから
中庭でひとつお茶を買う。
「 ちあき ~ !!! 」
中庭には誰もいないのに
どこからか先輩の声がする。どこ?
「 ちあき、二階二階! 」
二階のほうに目を向けると
だいすきな西島先輩と … 女の人。
「 ちゃんと、テキスト進んでるか~? 」
「 … … 」
「 ちーあーきー!! 」
だいすきな先輩に話しかけられてるのに
猛ダッシュでその場から逃げる。
だいすきな人と女の人が一緒に
仲良しそうにしてる姿をみて
胸がズキンと痛くなった。
急いで校舎に避難 -
「 「 最近西島先輩仲良さげな人いるよね~ 」」
「「 すごい可愛い人だよね ? 彼女かなぁ~ 」」
うわ、最悪だ
よりによってあの場面を見たあとに
この会話が耳に入るのは
流石にタイミング悪すぎるよ 。
絶対あの隣にいた人との事だよね?
ただでさえモテる先輩なのに …
告白する前にふられるなんてついてなさすぎ。
(( 告白することもなく 伊藤千晃はふられました ))
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