第4話

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 窓は閉めた。エアコンはつけた。食事も作った。  よし、これで大丈夫なはず。 「じゃあ、僕、バイト行くね」  玄関で靴を履きながら言うと、予想通り、アゲハは見送りに出てきてくれた。 「いってらっしゃい。きょうは、たおれないように、がんばる…」 「いや、頑張るって…。今日はエアコンつけてるから大丈夫だよ。あ、リモコンの電源ボタンは押しちゃだめだよ」 「うん、わかった」 「じゃあ、行ってくるね」  昨日は、アゲハのいってらっしゃいにドキドキしてしまったけど、今日はアゲハの顔を見て、返せた。  扉を閉めると、カチャリと鍵をかける音が聞こえてきた。  僕は、安心してバイト先にむかった。
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