第1話

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俺は彼女の大事さに気づくのが遅かった 気遣ってるつもりだった 俺が勝手に気遣って勝手に溝を深くしていた 俺らは年が明けて少したった夜 お互い納得の上で別れた 4ヶ月と少し 短い短い付き合いだったけど ネコにはいろんな思い出を貰った 俺らは次の日学校で顔を合わせたが 話すことはなかった これから先ネコと顔を合わすことがあっても俺らはお互い話すことはなく ギクシャクしていた 昔みたいな友達として話すことは難しかった ネコにはほんま悪い事したと 俺は罪悪感に襲われた 最初の付き合いは、これで終わり その時の俺は高1で16歳だった
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