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新たな始まり
その時はそんなの絶対無いと思っていた
ネコが生涯唯一付き合える人でこれから俺は結婚するまで絶対付き合えないと思っていた
しかも結婚もお見合い結婚だ
新学期が始まり俺は授業が終わった後
部室で何も考えず座ってしてた
別にネコのことを引っ張ってたわけではなく
ただ何も考えたくなかっただけだった
そこにテンションの高いアキが入ってきた
アキ「俺君どうした~ん?元気ないやん!あ、ネコちゃんと初詣行った~?何お願いしたんー?笑」
グサっ
俺「…俺ら年明けに別れたからさ。初詣行ってないよ。」
アキは固まった
多分予想してなかったのだろう
アキ「…え?ウソやろ?…ごめん知らんかった笑」
おい、若干こいつ笑ってるぞ
そこ笑うとこか?
何で何でって聞いてくるアキの顔は興味津々で含み笑いをしている
(こいつ楽しんでるな)
まぁアキに本当のことは言わず
ただいろいろあったからと
深くは言わなかった
言ったとこで更にめんどくさくなる
アキはサバサバしていつも俺を小馬鹿にしてくる
でも何だかんだで女の中で1番仲がよかった
アキの話しを聞いてか先輩達からもいろいろネコのことを聞かれた
ネコもいろいろ言われてるのかなと考えつつネコへの罪悪感は消えてなかった
でも考えても始まらない
俺は二度とあんな事しないと誓った
そしてなんだかんだで一年生が終わり明日から二年生になろうとしてた
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