第1話

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さて 五月に入った 俺はある1人の女先輩から相談を受けていた その先輩は男に耐性が無く話すのも苦手らしく、校内で男の人と話すのを見たことが無い ただすごい明るく、同じ学年の男子から告白されることは良くあるみたいだ 俺は男だけど先輩曰く普通の男と比べて話しやすく絡みやすいらしい 俺から見ても先輩はすごい絡みやすく可愛い雰囲気を出す、人としてもとても良い先輩だ あとJUDY AND MARRYのユキに似てる 相談内容は、どうやら家庭にいろいろ問題があったらしく家出しようか悩んでいるという事だった 自転車で遠くに家出するから自転車を貸して欲しいらしい アホか!やめろ! 俺は本気で言った しかも行ったとこで何処に泊まるのか聞いたら 野宿する!って 馬鹿か? 女1人で野宿て 襲ってください言うてるようなもんだ とりあえず落ち着いてもらいたくて俺は冷静に止めたが この先輩は本気だった その夜メールをしていたら先輩からメールがきた ユキ ~今から自転車取りに俺君の家に行くから自転車の鍵外してて!~ マジで? メールしてた時間は夜中の1時位だった この先輩は多分今から俺の家に来て本気で今夜出発する気だ 俺はとりあえず電話した 俺「もしもし先輩?マジやめろって!とりあえず冷静に考えて!家出したところで何も解決にならn…」 ユキ「もしもし俺君?自転車の鍵よろしくねー^_^こんな夜遅くで悪いけど今しか無いんよー!」 話聞けやこの野郎 俺「…今どこおるん?」 ユキ「今ねぇ私の家の近くの公園だよー^_^」 俺「…とりあえずそこ居れ!絶対そこ動くなよ!」 ユキ「いいよー私が取りに行くかr…」 俺「やかましいわ!ええけ待っちょけ!」 俺は準備して部屋着同然の格好で家族が寝静まっていた家を自転車で駆け出した
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