4人が本棚に入れています
本棚に追加
《始まりの森》
ンッ
周りを見渡して見るけど、見覚えのない場所
周りは木、木、木。
木以外には何もない
「どこだここ
取り敢えず持ち物を確認しよ
仕事を辞めた帰りの、ラフな服、ジャージにシャツ一枚
うん、確かに俺は仕事を辞めて、帰る途中に車にはなられて、その後は… んー
死んだはずだよな
一体ここはどこなんだよ」
何も周りには見当たらない森、どこまでも広がってそうな森
現状を把握した、俺はこれからどうしようと周りをうろうろ
「んーどうしようどうしようヤバいよ、森まで飛ばされて無傷、俺の体最強かもしんない」
そんな馬鹿な事を言っていたら
あら不思議、目の前に大きな犬が
「こんにちわ犬さん」
まずはコミュニケーションこれ大事
「その誠に言いづらいんだけども、お口のまわりに赤黒くて変な塊ついてますよ」
犬さんの口の周りは、赤黒い液体と塊だらけ
って俺何言ってんの、あれはどうみても何かのアレでしょ
「お~い犬さん、そのよだれはなんですかめちゃくちゃ垂れてますよ~」
[何、あの血走った目、怖い]
「ガウッッッガッッッ」
突然吠える大きな犬さん
これはヤバいと思った俺は駆け出す
走れメロスそれが、今の俺
そう何処までも走って行ける気がする
「ヤバい何考えてんの俺、あの大きな犬さんあーもう犬でいいや、あの犬、絶対俺のこと食う気でしょー」
ただ走り続ける、行くあてもなく
そんな時、目の前に大きな木が目に映った
[あそこだ]
犬はもうすぐ後ろまで迫ってる、此処まで木を上手く使いながら逃げて逃げて逃げ続けなんとか喰われずにすんでいる
「ウオリャー」
と雄叫びをあげながらなんとか、木の間に滑りこんだ
だが、犬も必死で、木の間にはいった俺を食おうとがりがり牙で噛みつく
ようやく犬が、俺を諦めたのは、朝になってからだった
最初のコメントを投稿しよう!