秋山たかし

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 無造作に置かれているサイコロをしげしげと見つめた。 1つは、どこにでも売られている普通のサイコロ。他の2つは木でこしらえており、手作り感、丸出しの物だった。 「まずはその、何処にでもあるサイコロを振りなさい」 猿田が指したサイコロに、指先を近づける・・・・・・震えを堪え、おそるおそるダイスを摘んだ。 ー時間を掛けたって仕方が無い! 振るぞ!! えいっ!! 教卓の上で、ダイスがコロコロと踊り、やがて停止した。 「・・・・・・ほう。3かぁ~まぁー助かったほうだよなぁ? 今度は、こっちの2つのダイスを3回振るんだ。お前は3回のお仕置きを受ける事になる」 ー3回の罰だと? ・・・・・・何故こんな目に!! くそっ!! 
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