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「なんだ? 強がってた割りに、怯えているのか? ん、 秋山君よ、教卓の前へ来なさぁ~い」
「・・・・・・」
無言で不機嫌な顔を作り、面倒臭そうに肩を揺らし移動した。
あまり近づくと、あの臭いで反吐が出そうになる。それだけはごめんだ。わずかに、心なし、一定の距離を置いた。
「先生の言いたい事は、嫌がらせを無くしたい。それだけだ・・・・・・止めてくれるよね?
君が、卑劣な虐めをやっていたのは、一目瞭然。逃げられないよぉ~?」
「何を言っても、先生は山田の味方なんでしょ? はいって言うしかないよね? あいつとは関わりません。これで良いでしょ」
猿田の耳毛が、風にそよいだ。顔面が険しく、しわを寄せ、悪魔のように変化をしていく。
ーなんでだ? 俺は謝罪したじゃないか??
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