18人が本棚に入れています
本棚に追加
「いーや、君はぜぇ~んぜん分かってない。これからも隙あらば、山田綾さんに食って掛かるだろう?
井上曜子さんが亡くなったからって、そんな変な言い掛かり、先生許せないんだよねぇ~
曜子さんが、いなくなってしまって寂しいのは分かるよぉ~?
だって君は、お母さんに甘え、もっと構って欲しいのに、相手にして貰えず、その心の隙間を曜子さんで埋めてたんだよねぇ??
キャバ嬢の若い母親、曜子さんの巻き髪・・・・・・同じ髪型に、何時の間にか2人を重ねていたんだろ??
そりゃあー寂しいよねぇ? 先生同情しちゃうよぉ~! アハハハハハハハ!!!!」
鼓膜に響く、嫌な笑い。思わず両手で、耳を塞いだ。
ー違う! 俺は曜子をちゃんと好きだった!!
最初のコメントを投稿しよう!