神谷晋

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 ーだって僕は、こんなに間近で、るいの顔を見つめられる。 嬉しいに決まってるじゃないか。苦しい訳無いよ・・・・・・ 『分かっちゃいない』とるいは言うけど、君の気持ちは理解してるよ。 誰もがるいの魅力で、簡単に落ちてしまうのに、君に惹かれない山田綾にイラついてるだけだよね・・・・・・ 「お前を見ると、腹が立つんだ! 俺を、お仲間だと思ってんだろ??」 ーなんで、そんな風に言ったの? 「さぁ、家に着いた。お前に、飲み物をご馳走してやる。入れよ!」 ー嫌な予感がした。 でも、るいの申し出は断れない。君の育った家に、お邪魔出来るなんて、光栄だよ。
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