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小学生の頃、俺はいつもあいつと一緒にいた。
俺はとても泣き虫で周りからいじめられてばかり。
俺が泣いていると、
雪菜「すぐに泣くなんてみっともない!」とよく言われたものだ。
家が近かったこともあり、毎日のように遊んでいて、毎日一緒にいた。
そんな日常が変わったのは、小学校の卒業式の日。
雪菜が両親の仕事の都合で引っ越してしまった。
それからは一切おとさたなく、五年の月日が過ぎ、今に至る。
先生「じゃあ、白帆、お前は窓側の一番後ろの席な。分からないことがあったら隣にいる豊神にきいてくれ。」
雪菜「はい、わかりました。」
歩き方すらお嬢様らしい、一体この五年間に何があったのか・・・。
雪菜は席につくと、ふいにこちらを向いた。
かのん「よ、よう久しぶり、元気だったか?」
雪菜は何事もなかったかのように机に向かい、紙切れに何かを書き始めた。
そして、それを俺に渡す。
そこには、「昼休みまで待って。」と書かれていた。
一体どういうことだ?
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