~第一話~ 君と出会いそして始まる

5/10
前へ
/10ページ
次へ
その答えはすぐさま分かることになる。 授業の合間の休み時間になると、隣の席をクラスメイトたちが囲み、質問攻めをしている。 さっきの紙切れはそういうことか。 女子1「ねぇねぇ、白帆さんってさ、前はどんな学校にいたの?」 お、王道な質問だな。 遥「お前質問が王道過ぎる!! 白帆ちゃん! スリーサイズ教えて!!」 あ、馬鹿がいる。 ??「天、ば~~~つ!!」 遥に容赦ないかかと落としが入る。 遥「かはっ!?」 遥が一瞬白目を剥いた。 そしてそのまま床へと倒れる。 かのん「相変わらずキレのいいかかと落としだな、彩希。」 彩希と呼ばれた少女がこちらを向く。 彩希「おはよう、かの。」 彩希は白帆が引っ越してからの付き合いで、白帆と入れ替わりでこの町に引っ越してきた。 かのん「しかし、遥、生きてるのかこれ? もうちょい威力弱めてやってくれ。」 彩希「遥だしこれくらい大丈夫でしょ。」 かのん「それは遥を過信しすぎだ。」
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加