紬と少女

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「今日は洋食だでやがりますです!」 「今日は洋食です。だぞ?頂きます。」 この世界の食文化は地球とほぼ同じ。サラダにスープにトーストに目玉焼き。ラルの作る飯はマジでうまいです、はい。 「はいです、今日は洋食です。です!」 『最初よりましだろ?』 「まぁなー。最初なんて『だれ、おまえ、となり、ふたり、なまえ、なに。』よくもまぁ二週間でましになったな。」 「瀕死でしたですからね。感謝しているます、ご主人!」 「…(なにこの子。くっそ可愛いんだけど。)」 『ツムギよ…同意する。』 「ラルは俺のだー!」 「ご主人のはラルのだー です!」 ラルを抱きしめる。 すごく…いいかおりです。 『なにお前ら俺をボッチにするの?許さんよ?処すぞ?』 ざまぁw 「悔しかったらこいよ。」 「さぁ!です!ノアールさん!」 『お前ら愛してる。』 皆で抱き合い、キャッキャウフフ。 あぁ、なんて平和で素敵な朝。 「ご馳走さまでした。」 『うまかった。今日も糧に感謝し、頂きました。』 「お粗末様だでやがりです。ご主人今日の予定は?」 んー、予約も入ってないし、そろそろ食料尽きそうだな。 「買い物と狩りだ。そうだなー、今日は霜月の谷にフォレストドラゴン狩りだー。」 フォレストドラゴン。皆の好物であり、高級食材でめっちゃ美味い。 なので 「狩りだー!です!動きまくるでーす!ちわきにくおどる?だでやがります!」 『フォレストドラゴンとか早く食わせろぉぉ…2体仕留めるか…。』 ヤル気満々ですね。
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