第7話

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「まあ、怖いそれでお父さんともケンカを。」 「いつもそうだった、ばばあこの家欲しさに親父の金を銀行から勝手に引き出した。 その頃、親父は数人雇い工事現場の仕事をしていた。」 「それじゃお父さんは社長さんだったの。」 「二級の土木施工士に測量もできた。 職長の資格も持ってたし。」 「それじゃお父さんは実業家でもあったんだ。」 「親父はばばあに勝手に金を使われ従業員に給料も払えないのでサラ金にも手を出した。 それが元で元請けからは散々怒られ、支払い不能になった。 その後借金逃亡者で今も行方知れずだ。」 「それじゃお父さんはどこかで、私ね産まれた時からマンション暮らしでしょ。両親と姉と四人で日本家屋には凄い魅力を感じたわ。畳の上に布団ベッドとは丸で違うわ。 私王女様になった気分だわ。」 「確かに日本家屋は洋風とは違う, この雨戸だって今日の雨降りの日は水分により開け閉めが出来なくなる時もある。 夏は涼しく冬は温かく過ごすことも出来る,但し茅葺きの家に限り管理と維持費が大変のようだ。」 「今は日本全国でもその職人は減ってるらしいね。」
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