死者が蠢く星

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「どうだ?連邦軍の規模は分かりそうか?」 すぐさまチャット機能を使って飛鳥と連絡を取ったラミルは、ニーナの体を優しく地面におろしてやる 《それが…たぶん敵は連邦じゃないと思う》 「連邦じゃない?なら味方の反乱か?」 《…マッドサイクロプス系と、ブラッディタイターン系のモンスターが一体ずつ…》 飛鳥の報告を聞いた二人は、絶句して顔を見合わせる 「ここは居住惑星でモンスターはいない筈だぞ…?」 《なら自分の目で確認してみなよ。信じられないのはあたしだって一緒さ》 一気に機嫌の悪くなった口調に当てられ、そっと割れた窓から顔を出す するとそこには、木製の杖を手にした一つ目の巨人、全身が真っ赤に脈打ち、露出した筋肉が不気味に光る巨人 まさに飛鳥の報告通りのモンスターが、得物を追いつめるようにゆっくりとこちらに迫ってきていた 「なるほど、確かに嘘はないな。疑って悪かった」 《フンッ。で、どうやって片付けるんだい?》 「それは、簡単さ。仲間を呼ばれる前にサクッとな」 腰の刀に素早く手を伸ばしたラミルは、向かいの飛鳥に首を斬るゼスチャーを送ってやる
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