死者が蠢く星

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場所は戻り、再び地上の市街地へ モンスターと接触した地点を出発し、不穏な風に髪をなびかせる3人は、周囲の状況に視線をやっていた 「そろそろ、5キロは動いたかな」 「そうだね。この辺でもう一度信号弾を上げてみた方がいいかも」 後ろのニーナが同意したため、バステトの頭を叩いて止まるように合図する 飛鳥がバステトの背から降り、バッグの中に手を突っ込む すぐさま取り出した信号弾を打ち上げ、空になった薬莢を路地に投げ捨てる 2,3分するとゆらゆらと揺れていた赤い煙も消え、周りには何とも言えない静寂のみが残った 「反応、ないね」 「本当にこの方角であってたのかい?」 「ブリーフィングの段階ではこの付近まで進出している予定だ。反応がないってことは、こちらに意志を伝える手段がないか、あるいは…」 「全滅してるか、ってことだね?」 ラミルの言葉を引き継ぎ、ニーナが震える声で呟く 「その場合はどうするのさ?」 「ここよりさらに西に行けばいい。そこも全滅してたら、潔く引き返そう。まぁ、ここの前線司令部もやられてなかったらの話だけどな」 「縁起でもない話「待て。何か来る」 不機嫌そうに腰に手を当てた飛鳥の言葉を遮り、街並みに隠された道路の先を見つめる
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