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「右から3体。左の2体は俺がやる」
「わかった。右は私が魔法で」
周囲に視線を走らせ、手にした拳銃で牽制射撃
弾丸を喰らった動く屍が体を仰け反らせ、派手に昏倒する
その隙に素早く歩み寄り、持ち替えた刀で首を一閃
反対側では、拳大の炎を連射するニーナに押し切られ、3体の屍が火達磨となって倒れ伏す
「くそ、数が多い。バステト、先頭に立って突破口を開け」
向かいの民家の窓を撃ち抜き、手榴弾を放り込む
轟音と共に数体の屍が吹き飛ばされ、路上に転がる
「にゃは、あいあいさー!」
背後で尻尾を揺らしていたバステトは、目を大きく開くと、楽しそうにくるくると回転しながら最前列に躍り出る
そのまま無言でゆらゆらと迫りくる集団を眺めていたが、両出を突出し、ひげをピーンと伸ばす
「にゃははは、戦闘モードなんだね!」
彼女の叫び声と共に、指先からはレイピアのような鋭利な爪がスッと飛び出してくる
シャーという唸り声をあげて飛び出していったバステトは、集団に差し掛かったあたりで腕を大きく振り回した
初撃だけで切り離された頭部が3つほど宙を舞い、グッと膝を曲げ、突き上げられた刺突によりさらに2,3体が串刺しとなる
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