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「栞奈～
急いでボール拾いに行ったのにぃ
バスケ部の人なんかに拾ってもらちゃった
よー。 なんか、、、
……フルネームで呼ばれたし、、、」
「……なんかって、拾ってくれたのに。
そんなに、バスケ部嫌なの？」
「うーん 嫌いっていうか 信用できない
から、かかわりたくなーいって感じ
なんか、裏切られそう」
「本当に美緒は自分からいかないよねー
いつも受け身ー
それにさ、
美緒のフルネームは、知ってる人
多いよ。何気に美緒は、有名だし。」
「えっー なにそれー
栞奈は、あんな風にチャラチャラ
冷やかされて嫌じゃないの？」
「んー、ちょっと恥ずかしいけど、
そんな嫌じゃないよ。」
「えー 私、なーんか嫌。
あっ、 私が有名ってどういうこと？」
「岳の彼女っていったら、
知らない人いないんじゃないの。
あの岳だよっ！
先生だって手に負えないのにさぁ」
「う～ん？そんなことないよ！
っ！…………岳、元気かなぁ
そーいえば、
夏休みになってから会ってないかもー」
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