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でも、私とアイツの接点はない……
アイツは、
栞奈のこと可愛いって言ったし
栞奈もアイツのことカッコいいって
言ってる……
あの二人ならお似合いか……
瞬が立ち去った方をしばらく
ぼーっと見ながら
立ち尽くしてたけど
ふと、我に返って
キョロキョロと辺りを見回した
メイン通りの人混みに比べたら
本当に人がまばら……
こんな道あったんだ
瞬は、この道なんで通って帰らないのかな
あっ、真っ直ぐ帰るわけないか
彼女と一緒だもんね
そっか……
そもそも彼女いるんだから
私が入る隙なんて、全くないんだ
あんなに、ラブラブに花火観てたくらいだ
そばにいたい……なんて
夢のまた夢だ
これ以上、私の中で大きくなる前に
この気持ち、封印しないとダメだ
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