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「悪い?いいじゃない。私の勝手でしょ!」
凄む竜哉に輪をかけるように私は言った。
もう悲鳴に近い感じだったと思う。
なんで竜哉にこんな風に言われなきゃいけないの?
なんでその言葉に私の心は揺らいじゃうの?
竜哉にとって私は『友達』で私にとっても……
なのになんで……
次の瞬間、竜哉は睨む私を自分に引き寄せた。
私は抵抗する間もなく気付くと竜哉の腕の中にすっぽりと収まった。
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