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竜哉の腕がしっかりと私を掴まえた。
一気に高鳴る鼓動。
竜哉の体温が心地よく感じてしまった。
つい抵抗することも忘れ竜哉に身を委ねてしまった。
それが分かったのか急に竜哉の腕の力が強まった。
そして次の瞬間、竜哉の口から信じられない言葉がこぼれた。
「今、お前のことが好きだって言えば俺を選んでくれるのか?」
身体中の血が沸騰するかと思うくらい一気に温度が上がった。
何を言ってるの?
冗談にも程がある!
「離してよ!!」
思いっきり暴れるようにして竜哉の腕から逃れた。
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