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まず目につくのは冷たい雰囲気を持つ紫色の髪。
色素が薄いのか、光に当たると桃色がかって見える。
その紫色の髪は彼女の膝を覆うのではないのかというほど長く、そして無造作にうねっていた。
天然パーマだろうか、はたまたわざわざパーマをかけたのだろうか。
肌は『健康的な白さ』であり、『女の子らしい』色でもある。
宝石のように煌めく緑色の瞳が浮世離れしていて、水色のラメ入りのアイシャドウが彼女のクールなイメージに拍車をかけていた。
華奢な身体を覆うのは袖のない桃色のワンピース。
……いや、ワンピースと呼べるのだろうか、その丈はワンピースのそれよりも遥かに短く、女性用下着をギリギリ隠してくれるか否かで、少々目のやり場に困る。
ワンピースと思しきものからすらりと伸びる脚はモデルさながらのように細く、そしてワンピースの丈の短さも相まって脚が長く見える。
……実際長いのかどうかなんて知りもしないのだが。
そして彼女の足を覆うものはなく、寒そうな裸足のまま其処に突っ立っていた。
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