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「結婚してもいいよ」
「え？ ほんとに？」
「紙切れだけだったらいいよ。織田さんとはもう二度とヤらないし、私は他の男とこれからもずっとヤりまくるけど」
「なんで、そんな」
「だって織田さん、あんた気持ち悪いんだもん。変態医師って言うけど寺坂さんはあんたよりずっと、上手だよ」
「あああああー」
蹴られた子犬の叫び声が部屋の中に響いた。
本当に蹴ってやりたい。気持ち悪い。
織田さんは叫ぶのをやめると頭を何度も掻きむしってから私の首に手をかけた。
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