ルビー・チューズデイ

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私はぜいぜいと肩で息をした。這いつくばって織田さんから距離をおく。 まずい。 やりすぎたかな。今何時だろう? 私は何度も大きく息を吸って立ち上がると呻いている織田さんの股間を足枷の金属がヒットするように蹴った。 「うっ。あ」 ほんとに痛い時ってあんまり声が出ないのかな? 織田さんの短い悲鳴が私にそう思わせた。
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