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私は俯いて刑事に顔がみられないようにする。
「ああ。すみません。でもいずれ分かることですから。織田は異常ですね。どうしても貴女を閉じ込めたかったみたいだ」
都合のいい勘違いに感謝する。ホントは笑い出しそうになったから、顔がみられないようにしたんだ。
でも、この刑事の言葉の滑らかさと、発音には、私への同情は微塵も感じられない。
むしろ、あるのは興奮。
得体のしれない物を見てしまった時みたいな興奮?
そうとしか思えない。
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