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レイラに気持ちが悪いって言われても、説得力がない。
ーー椿になりたいーー
私にとってこれ程滑稽で、気持ちが悪い事なんて他にあまりないよ。
気持ちが悪いヤツに気持ちが悪いって言われてもね。
「ふふっ。ははははは。あははは。ふうっ」
突然笑い始めた私を見てレイラは赤い頬をさすりながら、唖然としている。
「いいよ。Facebookでいくらでも私になれば? でもね、私のBlogの事を誰かに言ったりしたら……」
私は唖然とした顔で仁王立ちで動けなくなっているレイラの耳をひっぱってその耳に囁いた。
「誰かに話したら、アンタの事、この世から消すから」
「ヒッ!」
しゃっくりみたいな変な悲鳴をあげてレイラは首を縦に振った。
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