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振り向いてもらえなくてもめげずに
何度も…
何度も。
辛くないわけないのに平気なフリして。
そんな強さ、私にはない。
『好き』なのかどうかも答えが出ていない私には……。
先輩もそう。
私が中途半端なことをして傷つけた。
｢ごめんなさい｣
思わず実花に謝った。
｢あんたに謝られたくない!｣
そう言うと涙を拭って走っていってしまった。
私は一人残され実花の背中をただ見つめていた。
返事……しなきゃ。
私は自分の事をばかりで。
相手の事なんて何も考えてなかった。
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