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桜の木の下で、私は司狼くんと再会した 彼の腕のなかで、彼への想いを再認識する。 たくましい胸も 大きな背中も 力強い腕も 全てが好きで 泣きそうになる。 「会いたかった」 この一言は言えたのに、突然彼の前から消えた罪悪感があって素直になれない。 花園の車で彼が用意してくれたホテルの部屋に二人流れ込んで 時間を忘れて何度も求めあった 優しくて荒々しい波 何度も呼ばれる名前 甘くて 嬉しくて涙が流れて それすら愛しそうに指で触れて微笑む司狼くん でもね、私達の関係が事務所にバレたらいけないの
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