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だから、私は想いを隠した
「私が連絡するときは必ず会いに来て?私だけを愛して」
彼の上にまたがってそうささやいた。
好き
大好きなんだよ
今でも私は、司狼くんのお嫁さんになりたい
翌日、彼が部屋から出ていった後
自分が彼へ告げた言葉はまるで
セフレの関係を要求しただけのようで
本当の気持ちを伝えればよかったと後悔して泣いた。
だからって今さら素直に本当の心なんて見せることが出来なくて、呼び出しては抱き合い、私が眠るまで抱き締めろと言っては
彼で満たされた。
時々、司狼くんが何か言いたそうなそぶりを見せていたけれど、それを遮るように唇を奪った
「サクラ、あなたは山上司狼に依存しています。好きなのはわかりますが・・・彼を縛るのはやめてあげませんか」
2年ほどこの関係を続けていたとき、花園が私を咎めた
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