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『君を幸せにする』ではなく、『君と幸せになりたい』は素直な気持ちかも知れない。
「そしたら彼女号泣して。『幸せにしてあげる』って」
「なるほど。だから朝からウザいくらい明るいんですね」
「やだな、ウザいだなんて。本当は羨ましいくせに」
貴島先生は俺の肩をバシバシと叩く。テンション上がり過ぎだよ。
貴島先生のテンションが上昇すればするほど、俺のテンションは下降し、ドリルみたいに地面を堀始めてる。
奈落の底に落ちるみたいに、俺はもう地底で蠢くモグラだよ。
「幼なじみって便利ですよ。嫁入りも隣に引っ越せば終わりですから」
「同居ですか?」
「はい。でももう家族みたいなものですからね」
「結婚式はいつですか?」
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