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流星は一見チャラ男だけど、だんご三兄弟の中でも一番のイケメン。
私のために嘘に付き合ってくれるような、優しい一面もある。
だから愛梨奈の恋も応援したいな。
流星は愛梨奈の名前を出しただけで、照れた表情を見せた。女子にモテモテの流星が照れるなんて、案外脈があるかも。
「流星も頑張りなよ」
「は?」
ポカンとしている流星に手を振り、私はアランのマンションまでの道のりを、心を落ち着かせながら歩く。
バイク屋はいつものようにヤンキーの溜まり場。私は大きく息を吸い込み、アランのマンションを見上げた。
アランの部屋の明かりを見ただけで、心臓は張り裂けそうなくらいバクバクと音を鳴らす。
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