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「流星と幼なじみなんだよね?あたしは流星の再従兄弟なの。夜の公園は物騒だよ。家に来ない?すぐそこのマンションなの」
「早乙女さん、流星の再従兄弟なの?」
「うん、だから安心して。家には母と妹しかいないし」
「…はい」
早乙女さんに誘われるまま、彼女のマンションに向かう。部屋に入ると小さな女の子がいた。
「あー!金髪の彼女だぁ!」
「へっ!?」
そう言えば…
この女の子、一階のバイク屋で大星の背中に張り付いてる子だ。
「お姉ちゃん、ガイジンと喧嘩したの?」
悪意のない無邪気な質問に、私は答えられない。
「明月はママのところに行きなさい」
「はーい。明月は大ちゃんの婚約者なの。お姉ちゃん宜しくね」
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