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「流星…。わかってるよ、だから…話し合いに行くの」
「別れ話なら、俺も付き合うよ。その方がトラブルに巻き込まれないだろう」
「ありがとう。でも大丈夫。アランは大人だから、乱暴なことはしない」
「だったらいいけど。無理するなよ、一階には楓おばちゃんもいるし、何かあったらSOSしろ。俺も相談に乗るからさ」
「…ありがとう。じゃあね」
「おぅ」
流星に一旦背を向け、私は振り返る。
「流星、愛梨奈のことどう思う?」
「星野?どうって…」
「愛梨奈は可愛いし、優しくていい子だから」
「は?」
最近、愛梨奈からくるメールは流星のことばかり。愛梨奈が男子のことでメールしてくるなんて初めてだから、きっと流星に恋してる。
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