第20話

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 私は朝起きると、まずパソコンの電源を入れ、サイトをチェックしている。 順位やコメントが気になって仕方がなかったから……でもこの日のブログは、只事じゃないあり様だった。 アクセスカウンターとランキングが、物凄い数に跳ね上がっていた。 ――なにこれ……閲覧1060800、3位!? どうなってるの。 最近更新したページを確認すると、コメント数が756と、今まで見たことの無いような数字を叩き出していた。 ざっとスクロールし、部分部分読んでみると、どうやら「KEI」が暴れているらしい。 その中でも、この一文に目が留まった。 【俺はりんさんと会いました。その時、異常者のような眼で睨み付けられました。この糞女、ここでほざいてることと全然違う。 KEI】 この文面から、どうやら火が点いたようだった。
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