第1話

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パーティーはまだ始まったばかり、なのに嫌気がさして出てきちまった。メロディーに誘われてそっと下を見る 黒髪の奴 透き通った肌 左手には楽器 きざなわざわざ外で演奏するなんて ますます嫌気がさす 耳を塞げばいいのだろうが、自分のが先に来たのだアイツがどっかいけ! 念が通じたのか振り向く奴。               「…」 「…」               ガキを見るような目でウ゛ァイオリン弾きはパーティーへ戻ってる               「むかつくむかつく」
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