26人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
私は体の線が出る、セクシーなブルーのワンピースに着替えていた。
胸元には、美樹子の旦那に借りたお金で買った、真っ赤なガーネットの宝石が光っていた。暗闇のような青に対照的に輝いている。
ー努力が実る宝石。・・・・・・今の私にぴったりね。
全身が映し出される鏡の前に、うっとりと立っていた。
ーどういうストーリーが、綾を陥れるには一番効果的かしら? 出切れば、一生服従させるぐらいのモノ・・・・・・
るいに会うとしても、綾と自宅で顔を合わせてからでは不味い。計画というのは感付かれたらお終い。
影に隠れ、用意周到に牙をむく。それが私のやり方・・・・・・下校にはまだ時間がある。
まずはあのブログに火を付けた、スーパーの店長に仕返しをしようかしら?
最初のコメントを投稿しよう!