計画

8/33
前へ
/33ページ
次へ
 「本を正せば、君の書いたブログが原因だろ? 俺に八つ当たりかよ」 アルバイトがいなくなり、店長はワゴンに乗るダンボールを片付け始めた。 それは、疚しい事は何も無いという態度にも見えた。 「・・・・・・私としたいって、言ってたじゃない? 勘違いしないで」 V字カットの胸元に、人差し指を差込み、ちょっとだけ谷間を男に見せた。 「何? あー分かった、ブログを荒らされたくないの? 交換条件ってこと? だったら早くそう言えよ」 私は無言で、片手で親指と人差し指で丸を作り、そのポーズをKEIに向けた。 「はーん? そういう事・・・・・・1万でどう? 元々さ、キャバ嬢っていう話だったじゃん。お手軽な女なんだろ??」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加